12月に入り既に半ばが
一年の早いこと
さて、投資信託をリーマンショック前に購入していたり、
リーマンショック後に購入している人、ケースは様々
投資信託の種類は多種多様、数千種類が国内でも販売されています。
投資信託を大きく分類すると
「公社債投資信託」:MMF、MRFなど
「株式投資信託」:株で運用していると思わないでくださいね。一般に購入している投資信託と考えればよいと思います。
この株式投資信託
今では、証券会社だけでなく、銀行の窓口やインターネット経由での販売、
ファイナンシャル・プランナーなどの個人や一般企業が販売している場合も見かけます。
1.株式投信は、プロが運用してくれるので、
投資について、全くの素人でも投資することができるといった使い勝手がよい商品?
2.プロが運用してくれるので安心して収益が期待できる?
3.地域分散(日本だけに投資するのではなく、世界各国への投資)が可能になり、
例えば、日本のだけに投資するよりリスクが減少する?
4.長期間保有することにより、安定的な運用が期待できる?
5.分配金(毎月分配型)は投資信託の魅力?
とりあえず5つの??について相談者からの質問も多いので触れてみたいと思います。
ただ、私は、投資についての助言行為は基本的にしませんので・・・
まず1.
不特定多数の投資家から多くの資金を集めてプロが株式や債券などで運用します。
では、投資者は素人でも手を出してよいのか?ということですが
多くの投資信託
リーマンショック前から購入している人の多くは、運用(基準価格)がマイナスになっているのでは、
下手をすると投資金額が半分以下にまで下落している場合も・・
リーマンショック後に購入している人においては、購入時期を間違えていない場合、
勝者も見かけます。
ただし、これらの勝者も、現時点で見た場合に儲かっている状態であり、
このまま保有し続けた場合、勝者である保証はありません。
大切なことは、『投資と換金の時期』が勝負の分かれ目となるのです。
ただし、現在、元本割れが大きく、そのまま放置している人も多いようです。
次に2.
プロが運用するから必ず安心できるのか?
すべての商品をみているわけではありませんが
運用が上手くいっている投資信託は、本当に一部のみではないでしょうか?
つまり、投資信託の仕組みは最低限知った上で
購入時期や売却するタイミングを考え購入しないといけない商品です。
いつ買った方がよく、いつ売った方がよいかは誰も教えてくれません。
(教えてくれる場合、逆に疑問視するべきです『投資助言代理業』として登録していないとできませんので)
はっきり言って、マスメディアに登場するアナリストや投資のプロ達でさえ
為替や株価についてコメントする内容に大きく差があること、
また、公表している内容が当たっていることを見た事がありません。
ましてや、ちょっと勉強しただけのFPに適正な投資助言を求めるのは、
危険です。
投資は、自己責任に基づく自己判断が原則です!
次に3.
日本だけに投資していると日本がダメになったときのリスクが大きい?
よって、世界に分散投資することが可能な投資信託を選択することにより
リスクを軽減することが可能となるといった解説を聞くことがあります。
FPが運用の基本解説をする中でも、よく耳にする基本的な内容です。
これいわゆる地域分散投資
しかし、リーマンショックや欧州の債券問題、3.11(震災)など
現在グローバル化が進んでいる世の中において、
一部の国だけの問題だけにとどまらない投資環境であることがよく分かります。
つまり、世界に分散していたとしても主要な国に問題が起きれば、
日本も海外市場も少なからず影響があることが一般的であると痛感させられます。
地域分散投資に対して意味はないとはいいませんが、
投資する人が分散投資する地域の『なに』を理解しているというのでしょう?
プロでも分からないこと、当たらないことが多いのではないでしょうか。
プロの運用が必ず成功するのであれば、そのプロの資産は莫大になっているはず?
次に4.
投資信託は、長期的に投資するものだといった説明
これよく耳にしませんか?
現在、数千万円の投資した資産が半分以下になっている人も見かけます。
10数年前に投資をして
退職時期やお金を使用する時期がちょうど現在であったとすると
運用結果は最悪でしょうね・・・
投資信託は、
保有し続けていれば、販売側にとっては大変嬉しい商品です。
つまり、販売先に『信託報酬』という毎日徴収される手数料が入り続けるのです。
販売する側の目的は、この手数料なわけです。
この手数料と見合う運用益があれば問題ありませんが、
損失状態であってもこの手数料は払い続けていることを理解するべきです。
「今解約すると損失が大きすぎますよね。少し様子を見たほうが良いかも・・・」
「現在、基準価格が低下していますから、逆に買い足すと良いかもしれません・・・」
このように販売側は、
投資信託を解約しないで保有し続けてもらうだけで、手数料が入ってくるのです。
逆に投資家は、信託報酬が知らない間に徴収され続けています。
購入前の解説などでも
10年以上保有していれば、15年以上保有することで
運用リスク、運用%のばらつきはなくなってくるものですといった解説がなされ
○○年後の期待リターンは○○%・・・といった説明を見聞きします。
リーマンショック前の前の前の昔の確率論の話です。
「期待リターン」という魔法の言葉で
長期間
投資信託を最初から解約させないように、
投資者に呪文を唱えるのです。
怖い怖い
現在は、金融工学の発展により
人工的に、人間の思惑だけで、投機マネーが動き
株価や商品先物価格が値動きする時代です。
この時代に、昔の確率論がそのまま適用される保証はないのだと私は思います。
FPの中には、アメリカの200年前からの株価推移や
日本の昭和初期からの株価の推移を引用して
今後も株価は上昇するといった解説をしている人を見かけますが
怖い説明をする人とがいるものだな・・・と感じた記憶があります。
含み損が大きい塩漬となっている投資商品も、
いったんリセット(解約)しないと、これから先の数年間以上
何も利益が得られず
欧州問題の長期化や他の問題が重なる場合、利益を得る機会を失うこととなってしまいます。
ちょっとした勇気と自己判断の間違いを認める必要があるかもしれませんね。
次に5.
公募株式投資信託(外国債券投資信託:グローバルソブリン債、一般的にこの投資信託に含まれています)
受け取った分配金が非課税であれば、元本の払戻しということです。
日経新聞に良い記事がありました。
『グローバルソブリンオープン(毎月決算型)を2010年7月に購入し1年間保有
83%(残り17%である2010年9月、2011年4月のみ普通分配)の分配金は
元本の払戻し(特別分配金)から支払われているようです。
リーマンショック前(3年前)に購入したケースでは、その後3年間の分配金のなんと
98%が
特別分配金=元本の払戻し金』
知らないで受け取っている人も多いようです。
『逆にリーマンショック後2009年1月に投資している場合
ある短期○○債オープン(毎月決算型)では
11年7月までの特別分配金は全くありません。』
商品の購入時期や商品選択の大切さが良く分かりますよね。
普通の投資信託で、分配金の税金の確認をすると簡単に判断ができます。
税金が差し引かれていない場合には、注意が必要ということです。
投資信託をよく理解して上手に活用していきまよう
私も自分の意思が反映されるETFや一部の商品のみ購入しています。
他人の判断は参考程度、メディアなどで報じられているコメントは信じません。
自己判断に基づく投資
損失も自己に帰属する。
その上での投資をお勧めいたします。
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